歯性病巣感染について

2016年3月1日

歯性病巣感染について

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写真1 歯周病および齲食が進行した症例

 

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写真2 齲食(赤)と根尖病巣(黄)

 

歯が原因で、口から離れた他の臓器に感染を起こす事があります。

これを歯性病巣感染と言います。

歯性病巣感染とは 一次病変である口の中の慢性炎症(歯周病、根尖

性歯周炎)の毒素・細菌がアレルギー源となって、そこから遠く離

れた臓器に二次的に病変を起こすことです。

 

二次病変としては

1.慢性腎炎

2.慢性関節リウマチ

3.リウマチ性心筋障害

4.亜急性心膜炎

5.神経炎

6.光彩毛様体炎

7.全身性エリテマトーデス

8.皮膚炎

9.膿胞症

10.貧血

他が知られています。

 

これらの病気に罹患している患者様が、歯性病巣感染である、と診

断することは困難ですが、歯周病および根管治療を徹底的に行った

結果、二次病変が軽快する事例がたびたび報告されています。

 

歯周病や根尖性歯周炎は歯の問題だけにとどまらない可能性がある

のです。

 


Posted by 越谷市 歯医者 痛くない治療 口腔外科 ひろ歯科医院 無痛治療 at 14:29 / ブログ

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