2016年4月25日
痛みがあれば応急処置を試みましょう。
痛みがなければ、あわてて治療を進めずに、練習をしてみましょう。
1.治療のイスにすわってみましょう。
2.保護者のかたと歯みがきをしましょう。
3.衛生士さんと交代して歯みがきをしましょう。
4.歯医者さんの歯ブラシを使って歯みがきの練習をしましょう。
5.お薬をぬりましょう。
6.おしまいです。
お子さまが慣れてくれるまで、何回かくりかえしましょう。
悪いむし歯からお子さまを守るために、保護者の方とわれわれ歯医
者が協力してやっつけましょう、といった姿勢で治療にのぞみましょ
う。「甘いお菓子ばかり食べていたら、歯医者さんで歯を削ってもら
いますよ。」といったお話をご家庭でされますと、歯医者にくるだけ
でお子さまは泣いてしまいます。
1.痛い歯や大きなむし歯があるときは、むし歯の進行止めのお薬を
塗りましょう。お薬の作用で歯が黒くなりますが、治療に慣れたら白
いつめものもできます。
2.簡単な治療から始めて、少しずつ慣れるようにしましょう。
定期健診の目的は、むし歯の予防と、かみ合わせの管理です。
1.乳歯や、生えたばかりの永久歯は軟らかいので、むし歯になり
やすく、すぐに大きくなります。高校生まではこうした傾向にあり
ます。丈夫な歯になるまで予防をつづけましょう。
2.1本むし歯がある子は、ほかの歯もむし歯になることが多いで
す。
3.当院では治療の最後にフッ素を塗って 、むし歯の予防をして
います。フッ素は年に3から4回塗るのが効果的です。そのため夏
休み、冬休み、春休みには定期健診を受けていただくようお勧めい
たします。
4.永久歯に生えかわる時、不正咬合を予防するために、必要に応
じて抜歯を行います。
症例をご覧いただきます。
約2年ぶりに来院されました。赤矢印は乳歯です。青矢印は永久歯
です。永久歯への交換がスムーズにいかなかったために不正咬合を
呈しています。ひとまず乳歯を抜歯して経過観察といたしましたが、
歯並びがどこまで回復するか、確かなことは言えません。定期健診
をつづけていれば未然に防げたと思われるケースです。
Posted by 越谷市 歯医者 痛くない治療 口腔外科 ひろ歯科医院 無痛治療 at 13:25 / ブログ